80年代、あのカセットテープのロゴに胸をときめかせた人も多いのではないでしょうか。
「UD」「XL」──あのデザインでおなじみの マクセル。
実はマクセルは、ブランドとして初めてカセットテープを商品化してから60周年を迎え、いま再び「カセット文化の継承・発展」に取り組む動きが始まっています。
その一環として、昨年からポータブルカセットプレーヤーなどを展開。そして今回、新型ラジカセ「MXCR-200」が発売されました。
“あのmaxellが作ったラジカセ”──
これは単なる新製品ではなく、60年続くカセット文化のリバイバルとも言える一台です。
とはいえ、気になるのは旧型「MXCR-100」との違い。
この記事では、MXCR-200とMXCR-100を徹底比較し、スペックの違い・口コミ・おすすめな人までわかりやすく解説します。懐かしさと新しさが交差するマクセルのラジカセ。購入前にチェックすべきポイントを、順番に見ていきましょう。
MXCR-200とMXCR-100の違い【一覧比較】
大きな違いは、Bluetooth機能と、USBメモリ等へのデジタル録音機能。
スペック比較表(サイズ・重量・出力・機能)
| 項目 | MXCR-200 | MXCR-100 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年2月25日 | 2025年11月18日 |
| 参考価格 | 17800円〜[楽天市場] | 9980円〜[楽天市場] |
| 本体サイズ | 幅273×奥行247×高さ147mm | 幅260×奥行219×高さ139mm |
| 重量 | 2.1kg | 2kg |
| スピーカー出力 | 3W+3W | 2W+2W |
| USBメモリ/microSDカード再生 | 対応 | 対応 |
| USBメモリ/microSDカード録音 | 対応 | 非対応 |
| カセット再生 | 対応 | 対応 |
| カセット録音 | 対応 | 対応 |
| CD再生 | CD、CD-R/RW再生 | CD、CD-R/RW再生 |
| ラジオ | AM、FMラジオ放送受信 | AM、FMラジオ放送受信 |
| ヘッドホン端子 | φ3.5mmステレオミニジャック | φ3.5mmステレオミニジャック |
| Bluetooth | 対応 | 非対応 |
| 電源 | AC/電池 単1×6本(別売) | AC/電池 単1×6本(別売) |
| カラーバリエーション | ブラック | ホワイト |
MXCR-200でできること(追加された新機能)
MXCR-200は、CD・カセット・ラジオに加え、BluetoothおよびUSB/microSDメモリーに対応したラジカセです。ここでは、MXCR-200で実際にできることを具体的に整理します。
🔹 スマートフォンの音楽をワイヤレス再生できる
MXCR-200はBluetooth®送受信機能を搭載しています。
そのため、スマートフォンやタブレットなどのBluetooth対応機器と接続し、端末内の音楽を本体スピーカーからワイヤレス再生することが可能です。
有線接続をせずに再生できるため、ストリーミング音楽サービスや保存済み音源をそのまま再生できます。
🔹 ワイヤレスヘッドホン・イヤホンで音楽を聴ける
MXCR-200はBluetooth送信にも対応しています。
CDやカセットテープの再生音を、Bluetooth対応のワイヤレスヘッドホンやイヤホンへ送信して聴くことが可能です。
※ラジオ受信音声はBluetooth送信対象外です(仕様上の制限)。
🔹 カセットテープやCDの音源をデジタル保存できる
MXCR-200は、CDやカセットテープの音源をUSBメモリーまたはmicroSD(TF)カードへ録音できます。録音形式はMP3です。これにより、
- カセットテープの音源をデジタルデータとして保存する
- CD音源をUSBメモリーへ取り込む
といった使い方が可能です。録音したデータは、USBメモリーやmicroSDカードをパソコンに接続して管理できます。
ストリーミングサービスが普及する以前、好きな曲を集めてカセットテープに録音する「ミックステープ」作りを楽しんだ方も多いのではないでしょうか。MXCR-100は、CD音源やデジタル音源を録音ボタン一つでカセットテープに録音できる機能で、そんな懐かしい楽しみを現代に蘇らせたモデルでした。
MXCR-200ではさらに、CDやカセットテープの音源をUSBメモリーやmicroSDカードにデジタル形式で保存することも可能になりました。ミックステープを作る感覚で音源をまとめながら、そのままデジタルデータとして残せる点が、従来モデルとの大きな違いです。
🔹 USBメモリー/microSDカードの音楽を再生できる
MP3形式の音楽ファイルを保存したUSBメモリーやmicroSDカードを本体に挿入し、再生することができます。
CDやカセットを使用せず、デジタル音源を直接再生できる点が特徴です。
🔹 従来のラジカセ機能も備えている
MXCR-200は、以下の基本機能も搭載しています。
- CD再生(CD-R/CD-RW対応)
- カセットテープ再生・録音
- AM/FMラジオ(ワイドFM対応)
- AC電源および乾電池(単1形×6本)対応
- ヘッドホン端子搭載
Bluetoothやデジタル録音機能を備えつつ、従来型ラジカセの基本機能も利用できます。
🧾 まとめ
MXCR-200は、
- Bluetooth送受信機能
- USB/microSDへのMP3録音機能
を備えている点が特徴です。
従来のラジカセ機能に加え、ワイヤレス再生やデジタル保存が可能なモデルとなっています。
MXCR-200の口コミ・評判
MXCR-200はまだ発売前なので、共通点の多いMXCR-100の口コミをまとめました。
👍 コンパクトで使いやすい
コンパクトでありながら、操作つまみはしっかりしていて使いやすい。
👍 手軽さ
日常的な音楽・ラジオ用途、 ワイドFM対応で操作も分かりやすい。
👍 機能性
内蔵マイク、CD、ラジオ、USB/SDの音源をテープへのアナログ録音が可能。懐かしだけではない現代にも必要な機能もそろっている。
👍 復活したい昭和の音源を楽しめる
「昔のCD・カセットを聴くのが楽しい」と、懐かしいメディアを再生できる点。
❗ 音質はそこそこ
「価格相応」や「音割れ・ノイズが多少ある」という意見もあり、高品質な音楽鑑賞には不向きとの声も。
MXCR-200とMXCR-100どっちがおすすめ?
Bluetoothやデジタル保存を使う人 → MXCR-200
MXCR-200 は、従来モデルに対して次の機能が追加されています。
- Bluetooth送信機能を搭載
→ 本体で再生した音声をBluetooth対応機器へ送信可能 - CDやカセットテープの音源を、USBメモリーまたはmicroSDカードへMP3形式で録音可能
→ アナログ/CD音源のデジタル保存に対応
つまり、
- ワイヤレススピーカーやワイヤレスイヤホンで再生したい
- 手持ちのカセットやCDをデータとして保存したい
という用途がある場合は、機能面でMXCR-200が適しています。
従来のラジカセ用途中心 → MXCR-100
MXCR-100 は、
- CD再生
- カセットテープ再生/録音
- AM/FMラジオ
- USBメモリー再生
といった、従来型ラジカセの基本機能を備えたモデルです。
Bluetooth送信やデジタル保存機能は搭載していませんが、
- CDやカセットをそのまま再生できれば十分
- ラジオや録音機能を日常的に使いたい
- デジタル化やワイヤレス機能は不要
という使い方であれば、機能的にはMXCR-100で対応可能です。価格も割安ですのでおすすめです。
maxellが今ラジカセを出す理由|カセット60周年の背景
CDやサブスクが主流となった今、なぜカセット対応ラジカセなのか。その背景には、ブランドの歴史があります。
カセット商品化60周年という節目
マクセル は、マクセルブランドとして初めてカセットテープを商品化してから60周年を迎えました。カセットテープは、1970〜80年代にかけて音楽を身近なものにした代表的なメディアのひとつです。録音して持ち歩く、好きな曲を集めて1本のテープにまとめる——そうした文化を支えてきたのがカセットでした。
60周年という節目は、単なる年数ではなく、同社が長年カセット製品を継続してきた歴史そのものを示しています。
「カセット文化の継承・発展」という文脈
同社は「カセット文化の継承・発展に取り組む」と公表しています。
その取り組みの一環として展開されているのが、CD・カセットテープ・ラジオ・デジタル音源といった複数メディアに対応したラジカセ製品です。これは復刻モデルではなく、現代の使用環境に合わせて設計された新しい製品です。
過去を再現するのではなく、「今も使える形で残す」という方向性が読み取れます。
なぜ今、カセットなのか
音楽の楽しみ方はデジタル中心へ移行しましたが、カセットテープは現在も一定の需要があります。Netflixで人気の「Stranger Things」シーズン4ではカセットテープが物語の重要な小道具として登場し、ケイト・ブッシュの「Running Up That Hill (A Deal with God)」はリバイバル大ヒットしました。また、多くの人気アーティストは限定商品としてカセットテープをリリースしています。10代ー20代の若い人たちにとってカセットテープは、古くて新しいものとして捉えられているようです。
- 手元に残っている昔のテープを再生したい
- 録音という行為そのものを楽しみたい
- アナログメディアをあえて使いたい
こうしたニーズに応える製品を、60周年という節目のタイミングで改めて展開する。
単なる懐古ではなく、ブランドの歴史と現在の使用環境をつなぐ存在としてラジカセを位置づけている点が、今回の製品展開の背景にあります。


